あぼいどのーと

インターネット初心者

『ゲーム音楽史 スーパーマリオとドラクエを始点とするゲーム・ミュージックの歴史』(著・岩崎 祐之助)を読みはじめた

 Kindle Unlimitedの30日間無料体験をはじめたら、なんと、ずっと読みたいと思っていたこの本が読めるではないか!! ということを発見した。それがこちら。

 

  国内の出版物で、テレビゲームを対象に扱ったものはまだまだ少ない。あまつさえ、ゲーム音楽だけにフォーカスした書籍なんてなかなかのレアものである。

 そんな中、大胆にも(?)「ゲーム音楽」という思い切ったタイトルを冠したこの本。著者である岩崎祐之助氏の情報は軽くググってみてもあまり出てこないので、背景にどのくらいの蓄積があるのかは見えてこないが、少なくとも「ゲーム音楽史を記述しよう」というこの意欲的な試みには、まずもって最大限の賛辞を送りたい(エラソ~)。

 

 第一章から具に読み進めているわけだが、いきなりゲーム音楽の歴史を概観するという感じではなく、まずはファミコン時代の具体的で技術的な話(PSG音源とか波形メモリとか)から始まっている。

 あくまでもマリオドラクエという国民的ゲームを軸に据えながらも、技術的にチャレンジングな作品をピックアップしていたりして、僕のようにそのへんの話に疎い者からすればなかなか面白い。

 

 目次をざっと眺めた感じでは、どうやら基本的には音源の進化とかその使用法といった具体的な話に主眼を置きながら進んでいくようで、「ゲーム音楽とはなにか?」のような抽象的な話や、「ゲーム音楽がどのように受容され消費されているか?」といった文化的側面には深くはタッチしていないようでもある。 しかし、まだまだ読み始めたばっかりなので、詳しい感想はまた読み終えた後に書きたい。さらば!!!!