あぼいどのーと

インターネット初心者

ワールドカップがおもしろい

 ブログめちゃくちゃサボっていたので、とりあえず今日はワールドカップについてざーーっと書いてみる。

 

 

 いまロシアでサッカーワールドカップをやっている。みなさんご存知の通り日本はベスト16までいったが、ベルギーにあと一歩で負けた。

 しかし、開幕前の生前葬的な雰囲気を顧みれば、なんだかんだ日本列島が大盛り上がりしたし、試合も面白かったしで、結果的にとてもいい大会になったと思う。冷めつつあった僕のサッカー熱は、日本代表のメガザルによって完全復活した。

 

 

 ワールドカップ自体は終わってないわけだけども、すくなくとも「日本のワールドカップ」は終わった。そしてすでに次の大会へ向けて歩み始めている。 私立だけ受けて、国立大を志願してない受験生がすでに浪人決まった、みたいな状況である(?)。

 

 

 むろん、今大会が結果的にうまくいったからといって今までの粗をすべて隠せるわけではない。きちんと修正するとこは修正して、良かったところにはさらに磨きをかけなければならない。

 個人的にはハリルホジッチ監督のままでよかったといまだに思っているし、協会のガバナンスからなにから根本的に見直すべきだとも思う。大会前に「むしろボロカスに3連敗して一度ゼロから立て直してくれたほうが良い」とまで言い切る人々がことのほか多かったことを忘れてはいけない。

 

 

 しかし、「あれ? 意外と日本いけるんじゃね?」と思ってしまったのも事実。本田や長谷部は引退するらしいけども、もし世代交代がスムーズに進めば、4年後も期待できるんじゃなかろうか。

 

 

 一部では「今後も日本人監督でいったほうがよい」というような意見も目にする。しかし今は「外国人か日本人か」で選べるほど贅沢な状況にはない気がする。そもそもの母数も違えば、経験にも実績にも圧倒的な差があるからだ。

 それよりかは戦術面や理論的な部分をちゃんと補強してくれる監督を選んで、その上で新しい知見を代表チームに着実にインストールしていったほうがよい。爆発的な急成長の可能性にかけるのもアリだとしても、やはりチームとしてのクオリティを地道に底上げしていったほうが確実だ。

 ただ、「日本人監督がいい」という意見に必要以上にナショナリズムや排外主義を嗅ぎ取り、「国籍は関係ない」と大見得を切ってしまうのもどうかとは思う。監督としてのモチベーションの問題と、なによりも言語的な問題がどっしりと横たわっているからだ。はじめから国籍で判断するのは愚かだけども、かといって一切考慮に入れないというわけにもいかないと思う。

 

 

 さて、気は早いが、4年後のカタール大会はどういう態度で観ればいいのか。

 

 僕はとりあえず「また絶対ベスト16に行ってほしい!」と願っている。ベスト8、そしてさらにその先へ、というのが高望みだとは思わないけれど、さっきも書いたようにあくまでも"地道に"強豪国=ベスト16常連国への道のりを歩んでいってほしいのだ。

 むろんそのためには一度ベスト8,ベスト4くらいの大舞台に立つという経験が、たとえラッキーだったとしても必要なのかもしれない。しかし、今大会で改めて実感されたように、ベスト16のステージでやるガチンコ勝負というのは、グループリーグとは比にならないくらい経験値がデカいと思うのだ。だからこそまずは、今回ポーランド戦でみせたような「絶対にベスト16へ」という姿勢を崩さずに貫いてほしいのである。

 組み合わせ抽選のときに「この中なら日本はカタいな」とか、他の強豪国とあたってそこが「死の組だ」とか言われるようになってほしいな~~とか夢をみる。イタリアやオランダでさえ予選敗退してしまうような大会でそんなことを考えるのは本当に夢のまた夢かもしれないけども、思わず夢をみてしまうほどに、このロシア大会はいい大会だったのだ……。

 

 しかしまだまだ8チームも残っている。この8チームが、「やっぱ世界のレベルは高すぎるな……」と、先ほどの淡い夢を打ち砕いてしまうくらいに白熱した好ゲームを繰り広げてくれることを期待してしまったりもしている。そんな雨ザーザーの夜。おわり。